きらり渥美のひとめぐり vol.13 |
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渥美の舞道家 いながき かずこ 稲垣和子さん 技と心 磨き続けて 日本一へ |
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日本の伝統芸 「 子供が手を離れ、自分の時間ができたとき、健康のために何か身体を動かす事をしたいと思い立った。教室を覗くうちに、剣詩舞に惹かれている自分に気づき、日本壮心流 渥美昭武舘への入門を決めた。 始めてみると見た目の優雅さとは裏腹にハードな動きに、長年の運動不足を痛感した。それでも続けて来られたのは芸術的な技の魅力によるものだ。 剣詩舞は、吟詠に合わせ、袴姿で刀や扇を手に舞う。古武道の格式をもち、刀や扇子に血が通うまで稽古を重ね、技量をつみ上げていく。また題材となる詩の心を理解し演ずる奥深さが、難しくもあり、楽しみでもある。 自身の稽古の傍ら講師を務める教室は、園児から入門でき、いつも子供達の成長ぶりを楽しみにしてきたという稲垣さん。多くは進学や就職で巣立って行ったが、5才から入門し、39才で二児の母となった現在も続けている生徒もいるという。 何年も宝の山に入りながら空しく帰宅。やっと老いた木に花が咲きました。 全国剣詩舞道コンクール決勝大会優勝の喜びを、稲垣さんはこう表した。日本一の称号を三度手にしたが、その道のりは決して順調ではなかった。決勝の地 東京に赴いては「また今年も駄目だった」と肩を落として帰ることが何年も続いたという。 「人生の半分近くの年月をかけた剣詩舞道ですので、この賞は私の宝物です」 力有る限り精一杯続け、伝統芸術である剣詩舞を次の世代に伝え、文化発展につなげて行きたいと語る稲垣さん。 剣詩舞で新たな自己開発にチャレンジしてみようとお考えの方、ぜひ教室を覗いてみてほしい。 |
プロフィール 日本壮心流 剣詩舞道 渥美昭武舘 師範 雅号 稲垣 ●1938年生まれ 田原市福江町在住 |
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●影響を受けたひと |
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大会で出会った全国の良きライバルたち | |
きらり渥美のひとめぐり |
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