きらり渥美のひとめぐり vol.19 |
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農を通じてひとを笑顔に! わたなべ ちか 渡邉知佳さん 野菜と向き合い、極め、 日本一の農家を目指して |
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渡辺農園の渡邉知佳さんは、夫の康男さんと二人で、メロンやフェンネル、キャベツ等を栽培・出荷している。同じく渥美で活動する水野農園さんと一緒に「渥美半島メロン研究会」として出品した「極上メロン 渥美の陽光-HIKARI-」が、2024年に野菜ソムリエサミットで最高金賞を受賞し、大きな注目を集めた。 ![]() 大阪府で生まれ育った知佳さんは、小さい頃は人見知りで大人しい性格だった。高校生の時に地元で行われる夏祭りの実行委員会に参加し、様々な年齢の人たちと関わることで刺激を受け、自分も何かやってみようと変わっていった。 大学で世界情勢を勉強するなかで「世の中が良くなるために何が必要か」考えるようになった。世の中が良くなるには社会が、社会が良くなるには人間が、人間が良くなるには食べているものが良くなることだと考え、農家を志した。 「農家になる=経営者になる」と考えた知佳さんは、経営者の視点を持つため、一般企業で社会経験を積んだ。その後結婚を考えた時、田原市で開催された農業婚活イベントに参加し、康男さんと出会った。農家に嫁ぐことに多少の不安もあったが、もともと農業がやりたかったので楽しみの方が大きかった。 フェンネルは康男さんのお父さんの代から栽培している。珍しい外国の野菜をいろんな人に知ってもらおうと、ネット販売やSNSで紹介をはじめた。特にSNSの効果は大きく、レストランから直接依頼がくるようになった。ネット販売では購入者と直接やりとりする事が楽しく、やりがいを感じている。 ![]() 水野農園さんご夫婦とは「なのはな講座」※ で知り合い、同じメロン農家として意気投合。一緒においしいメロンを作るため、意見を出し合い試作を重ねた。メロン作りの基本を大切に、水やりのタイミングや、土壌分析しミネラルの量を工夫することで、甘く香りの良い「渥美の陽光」が誕生した。4人とも農業に意欲的で、いろんな意見が出る。まとめるのは大変だが、家族だけでない、ほかの誰かと一緒にやることで生まれる新しいアイデアが、農業の楽しみになっている。 今後の目標は、1つの野菜を極めること。野菜にとことん向き合って、勉強を続け、日本一の農家になりたいと意気込みを語ってくれた。 ![]() |
プロフィール ●1983年生まれ 田原市福江町在住 |
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●好きな作家 |
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原田ひ香、宮島未奈、 池井戸潤、三浦綾子 (主にオーディブルで聞いている) |
家庭菜園 料理・発酵食品をつくる Voicy視聴(鴨頭明子さんの「お花畑ラジオ」) |
●好きな言葉 |
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「みんな違ってみんないい。 わたしもね。」鴨頭明子 |
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きらり渥美のひとめぐり |
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