きらり渥美のひとめぐり vol.2 |
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完全有機で野菜を育てる よしだ のりあき 吉田訓章さん 自分に正直に 「良い野菜」を追求する。 |
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農業を始めたのは大学を卒業後、家業を継ぐためだった。鉢花も育てていたが、7年前から野菜づくりに専念した。 良い野菜の条件は、「美味しい」と「安全」がそろっていること。完全有機で育ててみたところ、味の違いを実感。その考えは確信に変わった。 完全無農薬を実践するには手間がかかる。雑草は生い茂り、虫がつく。除草剤や殺虫剤を撒くだけであれば1時間で終わるが、手作業となったら一日がかりでも終わらない。そう語る吉田さんの横には、虫に食べられて茎だけになったバジルがあった。 良い野菜の価値を正しく評価してもらうため、野菜ソムリエサミットに出品した。これまでに4品目(ホウレンソウ、春菊、サトイモ、セルバチコ)受賞している。また、SNSで有機野菜の美味しさや、農家の日常を発信する活動にも力を入れている。 さらに、新型コロナウイルスで消費が目まぐるしく変化する中で、食べる人と直接つながることの大切さを感じた吉田さんは、2020年2月から自慢の野菜を詰め合わせた宅配販売を本格的に始動した。 人にも自分にも正直に、自分が本当に良いと思うことをやりたい。 どうして手間をかけても今の方法を選んでいるのか、その信念について尋ねると吉田さんはこう答えた。 「まだ試行錯誤の途中だが、葉物野菜の有機栽培のモデルケースになれれば、と思っている。でも一番は、お客さんに喜んでもらいたいから。大変な仕事で、報われないことも多いが、おいしいと言ってもらえると、最高にうれしい」と吉田さんは笑った。 |
プロフィール ●1984年生まれ 田原市保美町出身 |
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●好きな本 | ●影響を受けた人 |
『ONE PIECE』 尾田栄一郎 |
イチロー選手 |
●最近の趣味 |
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サーフィンを始めた。昔から体を動かすことが好きで、高校時代は卓球の日本代表として活躍した。
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きらり渥美のひとめぐり |
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