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vol.9

 
ネギ!ジャングル!温泉だ!

 おがわ まさゆき
小川 政行さん
好きと風土と可能性を味方に
トロピカルフルーツの森から
リゾート渥美の未来を広げる。



  渥美半島にバリ島を感じさせる植物園がある。マンゴーの味に魅了された小川政行さんのトロピカルフルーツのジャングル探検植物園だ。

 家族でネギ農家を営む小川さんは、5年前、栽培していたネギを露地栽培に移し、空いた温室に大好きなマンゴーの苗を植えてみた。南国の植物がこの土地で育つのか。そんな心配をよそに、苗木はすくすくと枝を伸ばし見事に実をつけた。渥美の温暖な気候が合ったのだ。その出来栄えに感動した小川さんは、温室いっぱいにマンゴーの木を植えた。それから他の熱帯フルーツの栽培にも挑戦し、現在では80種類にもおよんでいる。





 植物の種類が増えた頃、田原市の観光体験博覧会のプログラムの一つにと声が掛かった。熱帯植物園を観光スポットとして、どう楽しんでもらうか。思い浮かんだのは15年ほど前に行ったバリ島での体験だった。バリは熱帯フルーツの宝庫であることはもちろん、独特の音楽や舞踊・彫刻など、伝統芸術のエネルギーに溢れていた。

 自分が魅せられた異文化の魅力を、お客さんにも肌で感じてもらおうと思いついた小川さんは、迷路のような探索ルートを造って砂利を敷き、池を造り、各地から集めたバリ・ヒンドゥーの神々の彫像を茂る葉の陰にひそませた。




 チャンスは田舎にこそあると小川さんは考える。情報や品物は、インターネット等で入手し、運営方法は観光事業セミナーなどに参加して勉強できる。
 若い人たちに対しても、「渥美にも起業できる環境はあるから、新しいことを始めたいと思ったら地元に帰ってきてチャレンジして欲しい」と語った。

 そんな小川さんの現在の目標は、ネギ農家との兼業ではなく、観光事業に専念すること。 ビジネスプランコンテストで最優秀賞に輝いた、伊良湖温泉水を活用したトレーラー型温泉を始動するなど、新たな挑戦にも精力的だ。
「人生は一度きり」後悔しないために、やりたいと思ったことは何でもやってみたいと語った。






プロフィール

●1976年生まれ 田原市堀切町出身

●好きな音楽
●最近の趣味
クラシックやバリ民族音楽など バイオリンを始めた



 


 

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